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産業用インクジェットプリンターによる医薬品印字の技術進歩とは?

コラム
公開:2025.05.20 更新:2025.08.01
産業用インクジェットプリンターによる医薬品印字の技術進歩とは?

医薬品への印字技術は、識別コードやカタカナ表記が進化し、可食性インクが使用されています。このインクは食品衛生法に基づき、安全性が確保されています。さらに、細かい文字やカラフルな印字が可能になり、割り線にも対応しています。

産業用インクジェットプリンターは、非接触式で安定した印字を実現し、印字ミスを減少させ、コストも抑えられるため、製薬会社に広く導入されています。新しいプリンターで生産効率が向上しています。

医薬品への印字技術

薬と水の入ったコップ

引用元:フォトAC

医薬品への印字技術にはどのようなものがあり、どう進歩してきたのでしょうか?まずは医薬品への印字の概要、技術について見てみましょう。

◇識別コードの印字

識別コードとは、医薬品に刻印・プリントされる、それぞれを識別するための英字や数字、マークの組み合わせのことです。

医薬品は症状を左右するものであるため、正しく摂取しなければなりません。お薬手帳や説明書でも確認はできますが、識別コードもまた、医薬品を判別するための重要な一助となります。

また、医薬品のメーカーにとっては、ブランド価値を高める意味を担います。

近年は、英字や数字ではなく、幅広い方がより簡単に判別できるよう、カタカナで名前が印字された医薬品も増えてきました。

◇可食性インクの使用

医薬品への印字は、可食性インクで行わなければなりません。

可食性インクとは、食品衛生法に基づく食品添加物公定書に基づいて、食用色素や食品、食品添加物の実を用いたインクのことです。その名のとおり、食品への印字が認められたインクであり、口に含んだときに気になる臭いもありません。

以前は太陽光などで消えてしまうリスクが指摘されていましたが、現在はそうしたリスクをクリアした可食性インクが開発されています。

◇その他の最新技術

医薬品への印字については、その他もさまざまな最新技術が開発され、実装されています。

例えば最近では、より細かな文字・カラフルな文字の鮮明な印字が可能になり、1cmに満たない錠剤への10文字以上の印字、1錠内での2色表示などが行われるようになりました。

また、割り線を認識しての印字も可能になり、割ったあとも識別コードや文字が読める医薬品も登場しています。

こうした最新技術を活かした工夫は、現場で働く薬剤師の方からも好評を得ていると言います。

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医薬品への印字に産業用インクジェットプリンターは適切?

瓶からあふれ出ている薬

引用元:フォトAC

医薬品への印字は、その性質ゆえに特殊な技術を必要とします。では、産業用インクジェットプリンターは、医薬品への印字に適切と言えるのでしょうか。
それを知るためには、接触式プリンターと非接触式プリンター、プリンターの大きな2つの分類を知らなくてはなりません。

接触式プリンターとは、対象に接触して印字するプリンター、非接触式プリンターとは、対象に接触せずに印字するプリンターのことです。
かつては非接触式プリンターが主力となっておらず、医薬品への印字も接触式プリンターで行われてきました。しかし、接触式プリンターでの印字は、医薬品への微細な粉末の付着、目詰まりなどの問題を起こしやすく、印字が安定しませんでした。

接触式プリンターに代わって主流となった非接触式プリンターは、医薬品に直接触れないため先に挙げたような問題が起こりにくく、印字がより安定しました。

インクジェットプリンターは、インクを対象物に吹き出して印字する、非接触式プリンターの一種です。

また、人件費や材料費が抑えられており、他の印字方式に比べコストがかかりません。そのため、医薬品への印字に適していると注目され、よりよい製品の開発が進められています。

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産業用インクジェットプリンターで医薬品への印字を行った事例

キーエンスのインクジェットプリンタで印字した製品

引用元:キーエンス

とある製薬会社では、2万個につき50個ほど発生する、ドット飛びや欠けなどの印字ミスに悩まされていました。インクの状態をルーペで観察し、調整すれば軽減できましたが、これは経験豊富な専門スタッフでなければ担当できません。

季節の変わり目は、湿度や温度の関係か印字ミスが起きやすく、それが現場で働くスタッフにとっての精神的な負担にもなっていたと言います。

こうした問題を解決すべく、新しい業務の受注をきっかけに、産業用インクジェットプリンターも一新を図りました。新しいプリンターはインクを自動で最適化する機能が備わっており、印字ミスが激減したのはもちろん、調整の手間も無くなりました。

タッチパネルでの操作により、生産ラインの段取り替えも、スタッフを選ばず簡単にできるようになったと言います。

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医薬品への印字に対応している産業用インクジェットプリンターを紹介

直接印字された薬

引用元:紀州技研工業

医薬品への印字に対応している産業用インクジェットプリンターとして、おすすめのメーカーと製品を4つご紹介します。

◇株式会社モリコー

株式会社モリコー
引用元:株式会社モリコー

株式会社モリコーは、郵便局の押印機を請け負っていた歴史から、対象を一枚ずつ分離する技術に優れており、現在はそれを活かしたプリンターを幅広く取り扱っています。

会社名株式会社モリコー
本社所在地〒152-0002
東京都目黒区目黒本町2-16-14
電話番号03-3711-5511
公式ホームページhttps://www.morico.co.jp/

Printeer(プリンティア)やヘリオスなどの産業用インクジェットプリンターもありますが、医薬品に用いるならば「文字検査機能付きカートンレーザー捺印装置」がおすすめです。

移動する対象にレーザーで鮮明に捺印する製品であり、捺印後の検査までを一連の流れにおいて自動で行ってくれます。多品種少量印字に対応しているため、医薬品のカートン・ラベル印字に適しています。

株式会社モリコーの口コミ・評判記事はこちら!

株式会社モリコーの産業用インクジェットプリンター「ヘリオス108インクジェットプリンター」

さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

株式会社モリコーの公式ホームページはこちら

◇紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社
引用元:紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社は、国内初の印字機専門メーカーであり、現在も産業用インクジェットプリンターにおいて国内トップシェアを維持しています。インクジェットプリンターを構成する3大要素、ヘッド・インク・システムの開発・製造を日本で唯一、自社で行っており、幅広いニーズへの柔軟な対応が期待できます。

会社名紀州技研工業株式会社
本社所在地〒641-0015
和歌山県和歌山市布引466
電話番号073-445-6610
公式ホームページhttps://www.kishugiken.co.jp/

KGK JET HQ1000は、600DPIの高品質を低価格で実現した製品であり、錠剤などへの印字にも対応しています。カートリッジ交換や操作が簡単で分かりやすく、新開発インクにより休止後の印字不良も起きにくくなっています。

紀州技研工業株式会社の口コミ評判記事はこちら!

紀州技研工業株式会社の産業用インクジェットプリンター「KGK JET HQ8500」

◇山崎産業株式会社

山崎産業株式会社
引用元:山崎産業株式会社

山崎産業株式会社は、「テクノマーク」ブランドを展開し、インクジェット方式に加えてレーザーや打刻式のマーキング装置も手がける総合マーキングメーカーです。電子部品、食品、医薬品、機械部品など幅広い業界への対応力があり、生産ラインへの組み込みや自動化にも柔軟に対応できる点が特徴です。

会社名山崎産業株式会社
本社所在地〒285-0853
千葉県佐倉市小竹785-6
電話番号043-463-0960
公式ホームページhttps://www.technomark.co.jp/

多様な方式の中から最適なマーキング手法を提案できる技術力と提案力に優れており、現場にフィットしたソリューションを提供しています。

山崎産業株式会社の口コミ評判記事はこちら!

山崎産業株式会社はハンディタイプから大型まで多様プリンターを製造・販売

◇アルマーク株式会社

アルマーク株式会社
引用元:アルマーク株式会社

アルマーク株式会社は、幅広いニーズに応えるラインナップ、営業・技術スタッフ2名体制でのサポートが特徴のメーカーです。

会社名アルマーク株式会社
本社所在地〒564-0053 
大阪府吹田市江の木町19-19
電話番号0120-975-191
公式ホームページhttps://www.almarq.co.jp/

数多くある製品の中でも、リンクス 7900は医薬品の包装への印字に対応した産業用インクジェットプリンターです。ボディは水洗い可能で清潔に保ちやすく、インクの誤補充を防止する仕組みも備わっています。

アルマーク株式会社の口コミ評判記事はこちら!

アルマーク株式会社の産業用インクジェットプリンター「アップリンクMRX72e」

まとめ

医薬品への印字技術は、識別コードやカタカナ表記の印字が進化し、可食性インクを使用することが求められています。可食性インクは食品衛生法に基づき、食用色素や食品添加物を使用したもので、口に含んでも問題ありません。

さらに、医薬品に細かな文字やカラフルな文字を鮮明に印字できる技術も登場し、割り線に沿った印字も可能になっています。これらの進歩は薬剤師にも好評です。

産業用インクジェットプリンターは、医薬品への印字において適しています。従来の接触式プリンターに代わり、非接触式のインクジェットプリンターが主流となり、安定した印字が可能です。

インクジェットプリンターはコストも抑えられ、印字ミスが減少し、調整の手間も軽減されるため、多くの製薬会社に導入されています。例えば、ある製薬会社では新しいプリンターにより印字ミスが激減し、生産ラインの効率も向上しました。

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