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産業用インクジェットプリンターなら金属印字がきれい!適切なインク選びが重要

コラム
公開:2025.05.19 更新:2025.08.01
産業用インクジェットプリンターなら金属印字がきれい!適切なインク選びが重要

金属印字は、黒色、白色、彫り込み、表面層剥離の方法で金属にテキストやデザインを施す技術です。精度と耐久性が重要で、適切なインク選定が求められます。特に、耐油インクや高温耐熱インクが問題解決に役立ちます。

金属印字の種類

ねじ

引用元:フォトAC

金属印字は、金属の表面にテキストやデザインを施す技術で、金属特有の硬さや平滑さに対応するため、特殊な印刷技術や耐久性の高いインクが求められます。金属印字にはいくつかの種類があり、用途や目的に応じて選ばれます。

◇黒色(酸化)印字

黒色印字は、レーザー光を印字対象物に照射する際に焦点をずらし、熱のみを伝える方法です。

対象物を削ることなく熱を加えることで、表面に酸化膜が形成され、この酸化膜が黒く見えることで黒い印字ができます。金属基材では、酸化膜が黒色を呈するため、黒い印字が実現します。

◇白色(削り)印字

白色印字は、金属を削ることによって行われるため、「削り印字」とも呼ばれます。レーザー光を対象物に焦点を合わせて照射し、金属表面を細かく削ることで凹凸が生じます。
この凹凸によって光が乱反射し、白く浮き上がるように印字します。

◇彫り込み印字

焦点位置でレーザーを照射し、対象物の表面を削ることで、複数回照射して金属を深く彫り込んだものが彫り込み印字です。白色印字とは異なり、彫り込んだ面は平らで、印字部分は金属本来の色になります。

また、刻印後に基材を塗装しても、印字部分が隠れることはありません。

◇表面層剥離

表面層剥離印字は、加飾層剥離印字とも呼ばれます。この方法では、金属基材の表面を覆うめっき層やインキ塗膜をレーザー照射で除去します。除去することで、地金の基材が露出し、加飾層とのコントラストによって文字や絵柄が浮き上がる印字が可能となります。

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金属印字の際に気を付けたいポイントとは?

ポイントと書かれた紙とスケッチブック

引用元:フォトAC

金属への産業用インクジェットプリンターを使用したマーキングは、高い精度と耐久性を求められる作業です。しかし、その一方でいくつかの注意点があります。

◇印字がにじむ・取れる

工業用油が印字に与える影響として、印字がにじんだり取れてしまったりすることがあります。また、文字検査や2次元コードの読み取りがうまくいかず、エラーが発生する場合もあります。

このような問題を解決するためには、耐油インクの使用が効果的です。耐油インクは、食用油や工業用油に対して優れた耐性を持つように開発されており、油が付着した印字対象物に印字しても、インクは良好な接着性を示し、落ちづらく滲みにくい性質を持っています。

ただし、インクの接着性は印字対象物の素材や油の付着程度によって異なるため、状況に応じた選定が重要です。

◇金属面が光る

フラッシュの反射が原因で印字の読み取りがうまくいかず、読み取り不良が増える場合には、速乾性、低転写性、高温耐性に優れたインクを使用することをおすすめします。

フラッシュの反射によって文字検査装置が正常に動作しない場合、このインクを使用することで光の反射を抑え、コントラストをはっきりさせて読み取り精度を向上させます。

◇高温になる

印字対象物の高温化が引き起こす問題として、インクが蒸発して印字が消えたり、インクが変色して視認性が低下したりすることがあります。

これを防ぐためには、100℃以上の加熱に強い高温耐熱インクを使用することが効果的です。高温耐熱インクは、インクが高温下でも蒸発や変色しづらい性質を持つように開発されています。

印字後に溶接工程や加熱工程が含まれる工業製品への印字には、数百℃の高温にも耐えられるインクが求められます。

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金属印字に対応している産業用インクジェットプリンターを紹介

産業用インクジェットプリンターの部品

引用元:アルマーク株式会社

産業用インクジェットプリンターは、金属表面にテキストやデザインを施すための理想的なツールであり、さまざまな素材に対応したインクを使用することで、高品質で耐久性のある印字を実現します。


ここでは、金属印字に対応した産業用インクジェットプリンターを紹介し、それぞれの特徴や利点について説明します。

◇ブラザーインダストリアルプリンティング株式会社

ドミノAxシリーズ

引用元:ブラザーインダストリアルプリンティング株式会社

ブラザーインダストリアルプリンティング株式会社(BIPJ)は、2000年に設立された精密機器販売メーカーです。

同社の主な事業内容には、ドミノ社の日本総代理店として産業用インクジェットプリンターをはじめとする各種マーキング機器の輸入・販売に加え、ブラザー工業株式会社製のレーザーマーカーなどの販売も含まれます。

・ドミノAxシリーズ

賞味期限やロット番号などの印字に対応した最新型の産業用インクジェットプリンターです。ノズル詰まりが少なく、誰でもフィルタ交換が可能な従来の特徴を継承し、印字品質、速度、インク性能、操作性、メンテナンス性が大幅に向上しているので、高速ラインでも安定した高品質な印字が可能です。

◇ビデオジェット社

Videojet® 1880+

引用元:ビデオジェット社

ビデオジェット社は、アメリカで44年以上の歴史を誇る産業用印字・マーキング機器メーカーで、1991年に日本支社が設立されました。

世界トップクラスのメーカーとして、北米やヨーロッパで確固たる地位を築いており、国内では本体機器、周辺機器、関連ソフトウェアの販売を手掛けています。

・Videojet® 1880+

最大334m/分の高速印字に対応し、洗練された設計と高度なデジタル機能を備えています。このモデルは、高速印字対応のプラットフォームを基に構築され、ほぼすべての素材の平面や曲面に対して非接触のインクジェット印字が可能です。

さらに、液体の消費量を削減し、インク粒を正確に噴射する機能により、廃棄物の最小化と資源の使用削減を実現し、持続可能性の向上に貢献します。

◇アルマーク株式会社

リンクス 7900

引用元:アルマーク株式会社

アルマーク株式会社は、1967年の設立以来、産業用印字・マーキングの分野で高品質な製品を提供してきた企業です。長年にわたり、さまざまなマーキング機器をラインナップし、印字・マーキング技術の発展に貢献しています。主に産業用マーキング関連機器を取り扱い、製品の販売に加え、機器の設置・メンテナンス・サポートなどのサービスも提供しています。

・リンクス 7900

ソフトウェア制御によるインク攪拌システムを搭載し、長期間未使用後でもスムーズな立ち上がりを実現しました。革新的なインク循環システムと特殊なインクタンクデザインにより、顔料インク使用時でも高い信頼性と安定性を確保します。

さらに、耐久性の高いポンプの開発により、メンテナンスコストやダウンタイムを大幅に削減し、ランニングコストの削減に貢献します。

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各メーカーは、用途に応じた多様なモデルを展開しており、耐久性・メンテナンス性・環境対応など、それぞれ独自の技術を強みにしています。

ここでは、産業用インクジェットプリンターを取り扱う主要メーカーとその特徴についてご紹介します。

◇株式会社モリコー

株式会社モリコー
引用元:株式会社モリコー

株式会社モリコーは、分離機構の技術を活かし、押印・印字・マーキング機器の製作を行う企業です。オフィスや工場向けに、はがき、封書、ラベル、ポリ袋など、さまざまな素材に対応した印字機を製造・販売しています。

会社名株式会社モリコー
本社所在地〒152-0002
東京都目黒区目黒本町2-16-14
電話番号03-3711-5511
公式ホームページhttps://www.morico.co.jp/

同社の印字機は、用途に応じた多彩なラインナップを備え、正確かつスムーズな印字を実現します。高い技術力により、効率的で耐久性のある印字機を提供し、幅広い業界で活用されています。

株式会社モリコーの口コミ・評判記事はこちら!

株式会社モリコーの産業用インクジェットプリンター「ヘリオス108インクジェットプリンター」

さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

株式会社モリコーの公式ホームページはこちら

◇紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社
引用元:紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社は、プリンター本体、インク、さらには印字検査機まで、すべてを自社で開発・製造・販売・保守する一貫体制が特徴です。これにより、品質の一貫性と高い信頼性を確保し、国内唯一のメーカーとしての強みを発揮しています。

会社名紀州技研工業株式会社
本社所在地〒641-0015
和歌山県和歌山市布引466
電話番号073-445-6610
公式ホームページhttps://www.kishugiken.co.jp/

また、導入後のアフターサポートも充実しており、万が一のトラブルにも迅速に対応し、安定した運用を支援します。

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紀州技研工業株式会社の産業用インクジェットプリンター「KGK JET HQ8500」

◇山崎産業株式会社

山崎産業株式会社
引用元:山崎産業株式会社

山崎産業株式会社は、50年以上にわたり高品質かつ低価格なマーキング機器、装置、ソフトウェアを開発・提供している企業です。同社は、検査機やラベリング機器との組み合わせに加え、搬送設備やソフトウェア開発など、オーダーメイドの設計・製作にも対応しています。

会社名山崎産業株式会社
本社所在地〒285-0853
千葉県佐倉市小竹785-6
電話番号043-463-0960
公式ホームページhttps://www.technomark.co.jp/

さまざまな印字課題に対して最適なソリューションを提供し、効率的な生産環境の構築を支援しています。

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山崎産業株式会社の産業用インクジェットプリンター「グラフィカ3000」

◇アルマーク株式会社

アルマーク株式会社
引用元:アルマーク株式会社

アルマークは、長年にわたり培ったマーキング技術のノウハウを活かし、幅広い製品ラインナップと強力なサポート体制を提供する企業です。顧客のニーズを先取りし、多様なマーキングソリューションを提供しています。

会社名アルマーク株式会社
本社所在地〒564-0053 
大阪府吹田市江の木町19-19
電話番号0120-975-191
公式ホームページhttps://www.almarq.co.jp/

さらに、機器の導入後も充実したサポートを提供し、高い評価を得ています。

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アルマーク株式会社の産業用インクジェットプリンター「アップリンクMRX72e」

まとめ

金属印字は金属表面にテキストやデザインを施す技術で、主に黒色、白色、彫り込み、表面層剥離の方法が使用されます。

黒色印字は酸化膜を利用し、白色印字は金属を削ることで光を乱反射させます。彫り込み印字は金属を深く彫る方法で、表面層剥離は加飾層をレーザーで除去して基材を露出させます。

金属印字には精度と耐久性が求められ、耐油インクや高温耐熱インクの使用が重要です。印字がにじむ、読み取り不良や変色などの問題には、適切なインク選定が求められます。

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