【PR】

産業用インクジェットプリンター比較 | 生産ラインのコスト削減&品質向上を実現する4社を徹底紹介

インクジェットプリンター比較 インクジェットプリンター比較 戻るボタン

コラム

産業用インクジェットプリンターは食品分野での印字も対応可能

コラム
公開:2025.05.20 更新:2025.08.01
産業用インクジェットプリンターは食品分野での印字も対応可能

食品衛生法により、食品には賞味期限やアレルギー情報の表示が義務付けられています。印字ミスは健康被害や信頼性低下を招くため、予防が重要です。

冷凍食品では、耐冷凍・耐水性の高いインクが必要で、産業用インクジェットプリンターが最適です。また、食品用インクは人体や環境に配慮したものを選ぶことが求められます。

食品分野における印字のポイントとは?

賞味期限が印字された瓶のふた

引用元:フォトAC

食品衛生法では、食品の安全性の向上を目的に、容器や包装への賞味期限や消費期限、アレルギーなどの表示を義務付けています。

こうした表示の印字ミスは、健康被害につながりやすく、リコール情報として行政への届出も求められます。食品を扱う企業としての信頼・イメージを守るためには、印字ミスをできる限り未然に防がなければなりません。

表示の印字ミスは、主に人為的なミス・印刷時のミス・印字後のミスの3つに大別できます。

◇人為的なミス

賞味期限や消費期限の日付間違えなど、印字の内容や操作に起因する人為的なミスです。多くは確認不足によるため、確認の徹底によりある程度の減少が見込めます。

◇印字時のミス

ノズルの詰まりやゴミの付着、部品の摩耗・劣化による欠けや掠れなど、プリンターに起因する印字時のミスです。プリンターを適切に取り扱うのはもちろん、安定した印字が叶う高品質なプリンターの導入でも減少が見込めます。

◇印字後のミス

冷凍や冷蔵、レトルト殺菌による欠けや掠れなど、加工過程に起因する印字後のミスです。
食品はその性質上、印字後に製品を冷凍・冷蔵・レトルト殺菌するケースが少なくありません。変化に弱いインクでは、温度変化や水分に耐えられず、欠けや掠れを招いてしまう可能性があります。

耐冷凍・耐冷蔵・耐水・耐熱・耐レトルトなど、印字後の加工過程に合わせたインクの導入により減少が見込めます。
また、印字ミスとは異なりますが、口に入るという性質上、食品に使われるインクは人体や環境に配慮したものでなければなりません。

現在では、有害な有機溶剤(MEK)を排したMEKフリーインク、人体と環境の双方に優しいエタノール系インクなどの採用が進んでいます。

【あわせて読みたい】
産業用インクジェットプリンターならラベル印字も迅速・正確

産業用インクジェットプリンターは冷凍食品への印字に最適?

冷凍のうどん

引用元:フォトAC

食品の中でも特に冷凍食品は、冷凍時・運搬時などの気温差が激しくなりやすく、結露などにより包装が傷みやすい傾向があります。印字ミスを避けるためには、こうした環境に耐えうる印字、具体的には耐冷凍性・耐冷蔵性・耐水性のある印字を行わなければなりません。

そうした印字方法のひとつとして挙げられるのが、耐冷凍性・耐冷蔵性・耐水性のあるインク、そしてそれに対応するプリンターの方法です。

インクのみを探す方もいらっしゃいますが、対応できるインクの幅は、プリンターによって異なります。対象や加工過程に適したインクを見つけても、プリンターが対応していなければ意味がありません。

インクジェットプリンターは、さまざまな対象・インクに対応する長所を持っており、冷凍食品に適したインクも比較的高い確率で利用できます。そうした意味で、産業用インクジェットプリンターは冷凍食品への印字に最適と言えるでしょう。

【あわせて読みたい】
産業用インクジェットプリンター市場の動向とシェア、今後の需要について解説

冷凍食品への印字の注意点とは?

冷凍食品には、冷凍食品であること・商品の名称・凍結前の加熱の有無・加熱調理の必要性などの表示が義務付けられています。

主な注意点として、耐冷凍・耐水性の高いインクの使用、温度変化への対応の2点をご紹介します。

◇耐冷凍・耐水性の高いインクを使用する

冷凍食品は加工過程で必ず冷凍されるため、対冷凍性の高いインクで印字しなければなりません。

また、食品加工工場を出た後は必ずしも温度管理が行き届くとは限らず、運搬時や消費者の管理時に、結露が発生する可能性もあります。耐水性の高いインクで印字しなければ、口に入るまでのどこかで表示に影響が出る恐れがあります。

◇温度変化への対応

冷凍食品への印字は、温度変化やそれによる結露の影響を考慮しなければなりません。

現在は耐冷凍・耐水性の高いインクの他に、温度管理に役立つインクも登場しており、注目を集めています。
例えば、あるインクは、一定温度を上回る、あるいは下回ると色が変化し、一定温度を外れた時間が長いほど色が濃くなる仕様になっています。

【あわせて読みたい】
産業用インクジェットプリンターのノズル詰まりとは?各メーカーの対策

産業用インクジェットプリンターのメーカーを紹介

食品への印字には、製品や加工過程に対応したインク・プリンターが求められます。ここでは、食品分野での印字に対応しているおすすめの産業用インクジェットプリンターメーカーを4社ご紹介します。

◇株式会社モリコー

株式会社モリコー
引用元:株式会社モリコー

株式会社モリコーは、郵便局に押印機を納入していた経歴から、対象を一枚ずつ仕分ける「分離機構」に強みを持ち、そこからプリンターを含む各種製品を開発するようになりました。

プリンター分野においては、インクの漏れ・詰まりを起こしにくいカートリッジ・タイプの産業用インクジェットプリンターに力を入れており、幅広いラインナップを誇ります。その清潔性の高さ、MEKフリーインクへの対応などから、食品・医薬品業界から注目を集めるメーカーです。

会社名株式会社モリコー
本社所在地〒152-0002
東京都目黒区目黒本町2-16-14
電話番号03-3711-5511
公式ホームページhttps://www.morico.co.jp/

株式会社モリコーの産業用インクジェットプリンターの中でも、食品への印字におすすめなのがラベルプリンター Printeerプリンティアシリーズです。手差しで安価なタイプ、小さいラベル・長いラベルに対応したタイプなど幅広く取り揃えており、鶏卵パックや各種食品ラベルなどに幅広く対応できます。

株式会社モリコーの口コミ・評判記事はこちら!

株式会社モリコーの産業用インクジェットプリンター「ヘリオス108インクジェットプリンター」

さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

株式会社モリコーの公式ホームページはこちら

◇紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社
引用元:紀州技研工業株式会社

紀州技研工業株式会社は、「Gマーキングシステム」に代表される大文字印字に特化した産業用インクジェットプリンターの専門メーカーです。段ボールやパイプ、建材、木材といった大型・粗面素材への印字に強みを持ち、物流や資材加工の現場で多く利用されています。

会社名紀州技研工業株式会社
本社所在地〒641-0015
和歌山県和歌山市布引466
電話番号073-445-6610
公式ホームページhttps://www.kishugiken.co.jp/

視認性に優れた文字印字、堅牢な本体設計、そしてシンプルで直感的な操作性を兼ね備えており、安定稼働を求める現場に最適な選択肢となっています。

紀州技研工業株式会社の口コミ評判記事はこちら!

紀州技研工業株式会社はプリンターインクを自社で開発・製造・販売

◇山崎産業株式会社

山崎産業株式会社
引用元:山崎産業株式会社

山崎産業株式会社は、「テクノマーク」ブランドを展開し、インクジェット方式に加えてレーザーや打刻式のマーキング装置も手がける総合マーキングメーカーです。電子部品、食品、医薬品、機械部品など幅広い業界への対応力があり、生産ラインへの組み込みや自動化にも柔軟に対応できる点が特徴です。

会社名山崎産業株式会社
本社所在地〒285-0853
千葉県佐倉市小竹785-6
電話番号043-463-0960
公式ホームページhttps://www.technomark.co.jp/

多様な方式の中から最適なマーキング手法を提案できる技術力と提案力に優れており、現場にフィットしたソリューションを提供しています。

山崎産業株式会社の口コミ評判記事はこちら!

山崎産業株式会社はハンディタイプから大型まで多様プリンターを製造・販売

◇アルマーク株式会社

リンクス 8900 PrinterNet

引用元:アルマーク

アルマーク株式会社は、さまざまなニーズに応える幅広い製品ラインナップが特徴のメーカーです。IoTを利用したシステム・サポートを積極的に導入しており、製品によってはトラブル時の代行操作なども行えます。

会社名アルマーク株式会社
本社所在地〒564-0053 
大阪府吹田市江の木町19-19
電話番号0120-975-191
公式ホームページhttps://www.almarq.co.jp/

アルマーク株式会社の製品の中でも、食品への印字におすすめなのがリンクス 8900 PrinterNetです。独自の制御と洗浄システムにより、メンテナンスの回数を抑えながら安定した高品質な印字を叶えられます。

アルマーク株式会社の口コミ評判記事はこちら!

アルマーク株式会社の産業用インクジェットプリンター「アップリンクMRX72e」

まとめ

食品衛生法により、食品には賞味期限や消費期限、アレルギー情報などの表示が義務付けられています。表示の印字ミスは健康被害や企業の信頼性低下を招くため、事前に防止することが重要です。印字ミスは人為的、印刷時、印字後の3つに分類されます。

特に冷凍食品では、温度変化や結露により印字が劣化しやすいため、耐冷凍・耐水性の高いインクが必要です。

産業用インクジェットプリンターは、こうした条件に適した印字が可能で、冷凍食品への印字に最適です。また、食品に使用されるインクは人体や環境に配慮したものを選ぶことが求められています。

この記事を読んでいる人におすすめ

産業用インクジェットプリンターならラベル印字も迅速・正確
産業用インクジェットプリンター市場の動向とシェア、今後の需要について解説
産業用インクジェットプリンターのノズル詰まりとは?各メーカーの対策

/サイトコンテンツ一覧/

コラム

会社一覧